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国交省、広がる地方版図柄入りナンバー 新たに10地域が申し込み

国土交通省が地方版図柄入りナンバープレートの普及に力を入れている。新たに10地域から申し込みを受け付けた。このうち5地域は、募集要件に新設した都道府県の全域を単位とする図柄だ。「新たな地域名表示(ご当地ナンバー)」の図柄入りナンバーも増やす狙いから、国交省は要件の一部を改訂するなどして2023年3月に申し込みを受け付ける予定だ。「走る広告塔」の普及を通じ、地方経済の活性化につなげる。

「ご当地」「図柄」などナンバーの多様化が進む

国交省は、4月から地方版図柄入りナンバーの導入地域を新たに募集していた。9月末までに申し込みがあったのは、都道府県が秋田、栃木、群馬、東京、沖縄で、地域名表示がいわき、那須、岡崎、堺、広島だった。秋田県など5都県は、新たに追加された「都道府県の全域を単位とする図柄」の要件で申し込まれたものだ。

今後、10地域からデザイン案が11月30日までに提案され、交付開始は23年10月頃の見込み。

国交省では、新たなご当地ナンバーの図柄入りナンバーも同時募集しており、自治体からの意向表明を11月30日まで受け付けている。

今回、ご当地ナンバーの導入台数要件に「登録車と軽自動車の合計台数」を新たに追加した。単独市町村の場合は登録車が10万台以上、「登録車と軽自動車の合計が17万台以上」、複数市区町村の場合は登録車が5万台以上、「登録車と軽自動車の合計が8万5千台以上」とした。

申し込みは23年3月15日から同月31日までで、図柄の提案は23年11月1日から12月28日まで。交付開始は25年5月頃を予定する。

地方版図柄入りナンバーは18年10月から交付が始まった。現在は全188地域のうち58地域で交付されている。

※日刊自動車新聞2022年(令和4年)10月25日号より