JR東日本など交通系ICカードを発行する10社は、ICカードの全国相互利用10周年を記念して21日から5月7日まで鉄道博物館(てっぱく、さいたま市大宮区)でイベントを開催する。初日のセレモニーでは、各社のキャラクターが10年ぶりに一堂に会し撮影会を開く。さらに親子向け工作コーナーや、ポスター展示などを通じて10周年の歩みを楽しんでもらう。
イベントのうち「親子で学ぼう!交通系ICカード教室」では、交通系ICカードの仕組みや特徴、使い方などを子ども向けにわかりやすく伝えるほか、参加者が好きなイラストを描いて作成した「オリジナルカード」を持ち帰ることができる。工作コーナーでは、フリクションモーター(はずみ車)で走行する10周年記念ロゴ入りの
電車を作ってもらう。キャラクター撮影会を含むこれらイベントの参加には「てっぱく抽選アプリ」から申込みが必要だ。
現在までに累計発行枚数が約2億枚になったカードのサービス開始時のポスターと相互利用の歩みを紹介する展示や、キャラクターグッズの販売も行う。カードの種類は次の通り、カッコ内は発行会社。
▽Kitaca(JR北海道)▽Suica(JR東日本)▽PASMO(パスモ)▽TOICA(JR東海)▽manaca/マナカ(名古屋交通開発機構及びエムアイシー)▽ICOCA(JR西日本)▽PiTaPa(スルッとKANSAI)▽SUGOCA(JR九州)▽nimoca(ニモカ)▽はやかけん(福岡市交通局)
※日刊自動車新聞2023年(令和5年)3月10日号より