ナオイオート(直井清正社長)は、車検入庫で来店した顧客に対して、エンジンオイルやエレメントなど7品目を提案・5品目を受注する交換部品の提案活動を推進している。その中で阿久津さんは会社の目標を上回る9・5品目を提案、8・2品目を受注するなど、2022年の提案件数で社内トップ、受注件数で社内3位の好成績を収めた。
社内でトップを取るのは初めて。「入社後10年が過ぎ、これまでトップの経験がなかったので、昨年は必ずトップを取ろうという意気込みで、仕事を続けていました」と振り返る。
いろいろな活動方法を考えた結果、「お客さまにきめ細かく、丁寧な説明を心掛けようと思いました。提案件数が増えれば、受注件数の増加にもつながります」とその姿勢を説明する。
車検入庫の見積もりではエンジンルームや下回り、エアフィルターなどを確認し、その時間は15分程度の限られた時間内での作業となる。多い日は5台程度の車検見積もりを行うケースがある。「丁寧に細かく説明すると2時間くらいかかる時もあります。お客さまに納得してもらうことが大切なので、この接客を続けています」と語る。
今回トップを取れたことに関しては「お客さまに自分の接客を理解してもらえたからではないかと考えています。ひたちなか店は顧客も多く、信頼関係ができていることも理由の一つだと考えています」と笑顔を見せる。
2022年4月には主任に就いた。「工場長と整備作業の段取りを決めたり、工場長が休みの時はその代わりをしています。将来は工場長を目指しています」と熱心に日々の仕事に励んでいる。