国土交通省は、保有するデータと民間などのデータを連携し、一元的に検索・表示・ダウンロードができる「国土交通データプラットフォーム」を全面リニューアルした。検索機能の強化やデータ連携の拡充などを実施し、使い勝手を向上した。
ユーザーインターフェース(UI)を刷新して操作性を高めた。キーワード検索やデータセット検索など複数の検索方法を追加したほか、検索スピードも大幅に向上させた。
3次元モデル(IFCデータ)のプレビュー表示機能や、点群データ、都市モデルなどを3D地図上で重ね合わせて表示する機能なども追加した。道路構造物の諸元や点検結果などの「全国道路施設点検データベース」と、公共交通データ「GTFSデータリポジトリ」とも連携を開始した。
国土交通プラットフォームは、同省保有の国土、経済活動、自然現象に関するデータに民間企業などが持つ外部データを連携させ、サイバー空間上に3次元データで再現してシミュレーションが行える。自動運転の開発や物流の効率化などに利活用できる。
※日刊自動車新聞2023年(令和5年)5月6日号より