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自動車業界トピックス

経産省、インド進出の豊田合成など10社の人材育成機関をJIM認定

JIMの認定を受けた各社の関係者(前列)と中谷経済産業副大臣(後列左から2人目)ら

経済産業省は、インドに進出している豊田合成など10社が同国に設立した13の人材育成機関を「日本式ものづくり学校(JIM)」として認定した。官民連携でインドのものづくり人材育成や製造業の競争力強化を後押しする。日印人材協力の柱に位置付ける活動で、両国経済の関係強化にもつなげる。

JIM認定は、2016年11月に日印首脳間で合意した「ものづくり技能移転推進プログラム」に基づく活動。インドの若い人材を中心に日本式のものづくりの考え方や技能を習得してもらい、将来の製造現場のリーダー育成を図る。経産省は17年からJIM認定をしており、今回の認定で合計35機関となった。

今回認定を受けた企業は、豊田合成、ジェイテクト、ジェイテクトコラムシステム、オーエスジー、三恵技研工業、日本特殊陶業、菱南電装、ミツバ、日鉄物産、アイシンシロキ。

同省で行った認定式で中谷真一経済産業副大臣は「インド政府と密に連携を取りながら、JIMを全面的にサポートしていきたい」と述べた。また、在日インド大使館のシビ・ジョージ大使は「われわれ(日印)の技能開発パートナーシップのさらなる強化に向けた大変前向きな一歩となる」と語った。

豊田合成の相地政登理事は「インドのものづくり、人づくりに微力ながら貢献していきたい」と話した。同社では、22年9月から現地3拠点で自動車部品の製造などに関する知識や技術を教えている。

※日刊自動車新聞2023年(令和5年)5月6日号より