国土交通省は、自動車運送事業者を対象とした「運転者職場環境良好度認証制度(働きやすい職場認証制度)」について、2022年度の認証事業者数が3558社になったと発表した。職場環境の改善や働き方改革の取り組みを求職者に「見える化」することで、人手不足が深刻な運転者の確保につなげるのが狙い。
同認証制度では、認証要件や取り組みの水準別に「一つ星」と「二つ星」の認証マークを設定。14日時点の登認証事業者数3558社のうち、一つ星は1676社、二つ星は1293社となっている。
業種別で見ると、トラック事業者が2398社(一つ星1549社、二つ星849社)、バス事業者が293社(同165社、同128社)、タクシー事業者が867社(同551社、同316社)となる。
23年度からは、認証取得事業者により高い水準の職場環境改善や働き方改革に取り組んでもらう狙いで、新たな審査要件に基づく最高水準「三つ星」の申請受付を始める。
申請受付期間は、一つ星と二つ星が今月18日から9月15日、三つ星が9月19日から10月16日とする。認証取得によるインセンティブでは、認証事業者と求職者のマッチング支援などを実施している。
※日刊自動車新聞2023年(令和5年)7月24日号より