スズキアリーナ湘南おだわらで、後輩などへの指導説明が丁寧で分かりやすいと好評なのは谷口亮太さん。入社した当初は「右も左も分からなかった」と振り返る。教育担当の先輩にマンツーマンで教えてもらい、徐々に理解を深めていった。その経験から谷口さんは「見本を見せてトライしてもらう」ことを意識し、後輩やインターン生に指導しているという。
母方の叔父がスズキの販売店で整備士をしており、子どもの頃から興味を持ってタイヤ交換やオイル交換などを見学していた。「身近な存在であった整備士に良い印象があった」ので整備士の道に進んだ。スズキ自販湘南を選んだきっかけは、学生時代にスズキのワゴンRが愛車だったことと実習でスズキの自動車に触れたこと。谷口さんは「スズキの自動車に乗る楽しさを体感しただけでなく、整備の面でも魅了された」と笑顔で語る。
入社9年目を迎えた谷口さんが、業務で心がけているのは「お客さまに喜んで帰っていただくこと」だという。「なかなか判明しなかった異音の原因を突き止めて修理した際、お客さまに喜んでいただいた経験は忘れられない」と話す。また「人と話をすることが好き」という谷口さんは、顧客とのコミュニケーションも重要視する。専門用語を避けて分かりやすく説明するなど、顧客にクルマの状況を正確に把握してもらうことを意識している。
谷口さんの現在の目標はスズキサービス技能資格の2級と自動車検査員の資格の取得。整備技術だけでなく顧客応対力もさらに向上させ「お客さまに満足して帰ってもらえるようにしたい」と力強く語る。