半導体の検査などに関する国際会議「SWTest(エスダブリューテスト)Asia2024」が、日本で初めて福岡県で開催されることが決まった。来年の10月24日から26日まで福岡市中央区のヒルトン福岡シーホークで行われ、国内外の企業関係者や研究者ら500人の参加を見込む。主催者側は福岡での開催理由について、九州で半導体関連の投資がこれから活発になることに加え、人材育成で大学などの連携が期待できることを挙げた。
エスダブリューテスト実行委員会のジェリー・ブロズ委員長ら関係者が7日、県庁を訪問し服部誠太郎知事に報告した。席上、服部知事は「日本で初めて、わが県で開催されることを大変うれしく思う。連携を深めるプログラムを用意し、来年は皆さんをおもてなししたい」と述べた。
エスダブリューテストは、米カリフォルニア州で1994年から始まった会議を前身として毎年開催される国際会議。最先端技術を学べ、世界の半導体関係者と交流が深まる会議となっている。2018年からはアジア版の会議が台湾で開催されてきた。
国内初となる来年の福岡開催では、先端技術の発表のほか、半導体の検査・製造企業など40から50社のブース出展などが予定されている。
※日刊自動車新聞2023年(令和5年)11月16日号より