仕事に加え私生活の充実も
ホンダカーズ北九州(梶谷利徳社長)は、部門や入社期間ごとに分けた専門的な階層別研修を実施するなどフォロー体制を万全にし、営業・フロント・サービスとも店舗間の異動を極力減らすことで、社員が安心して働ける環境づくりを行い、ESの向上に努めている。
福利厚生面では、単身者を中心に年齢を問わず、自社所有物件を安価な家賃負担で提供するなど、従業員が長く働くための制度を整えている。
さらに、年間休日を現在の115日から120日に増やすことを目指しており、社員のモチベーションを高めるために、仕事だけでなく私生活も充実させるための環境整備を進めている。
こうした取り組みにより、社員の離職率は低く、社員満足度が全国の200を超えるホンダディーラーの中でもトップクラスとなっている。
ほかにも、モータースポーツに社員のみのチームで参加し、社員同士の結束を高めていることや、地元のプロサッカーチーム「ギラヴァンツ北九州」のファンクラブに会社負担で全社員が加入し、年間応援シートを確保するなど会社全体で1つのチームを応援することで、地域密着と会社内での一体感によるES向上を同時に実現している。
高いモチベーションで仕事に取組み、上司と部下や部署間での壁を越えた社内での円滑なコミュニケーションを実現し、仕事だけでなく社員の私生活の充実も目指している。さらに、地域社会への貢献を通してESを向上させることが、CSの向上にも繋がっている。
※日刊自動車新聞2020年(令和2年)6月23日号より