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自動車業界トピックス

総整備売上高DI コロナで前回比40ポイント低下

日整連 消費増税も影響

日本自動車整備振興会連合会(日整連、竹林武一会長)は15日、2020年1~6月を対象期間とした第49回「整備需要動向調査」の結果を発表した。それによると、総整備売上高DI(良いとやや良いの回答から悪いとやや悪いの回答を引いた数)はマイナス59.0で、前回(2019年7~12月)と比較して40.9㌽低下した。消費税増税による消費者心理の冷え込みに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大がマイナス要因として大きく響いた。

同調査は全国の整備需要の直近6カ月の動向を調べる目的で、日整連が半年ごとに実施している。今回の回答者数は981事業者で、内訳は専業の認証工場が257事業者、専業の指定工場が405事業者、ディーラーが391事業者だった。

20年1~6月の総整備売上高DIの内訳では、専業の認証工場が23.9㌽、専業の指定工場が39.1㌽、ディーラーが57.7㌽それぞれ悪化した。総入庫台数DIはマイナス59.5で前回比36.7㌽低下した。

7~12月の需要動向予測も調査しており、予想総整備売上高DIはマイナス59.1を見込んでいる。前回調査での予想時と比較して23.1㌽悪化した格好だ。総入庫台数予想DIも同様に21.5㌽減となるマイナス58.9と予想する。

今回の整備業界全体の景況感DIではマイナス77.2で、前回より17.2㌽低下した。「悪い」と「やや悪い」の回答者の割合が79.8%を占め、8割近い事業者が景況感の悪化を感じていることが分かった。

※日刊自動車新聞2020年(令和2年)9月16日号より