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自動車整備学校インフォメーション

〈トピックス〉越生自動車大学校

4月には新実習棟がオープン

越生自動車大学校(市川剛士校長、埼玉県越生町)は、2022年9月に迎える学校法人一川学園創立60周年の記念事業の一つとして、学校施設の全面的な建替工事を2年間越しで行っている。第1期工事の新校舎棟は21年4月にオープンし、翌年の4月には第2期工事の新実習棟がオープンする予定だ。
 特定認証制度を始め、急速に変化する次世代自動車への対応が求められる中、これからの整備業界を担う学生たちが、時代に即した技術と知識を学ぶことで、新時代のメカニックとして社会で活躍していけるように施設の充実を図っている。
新校舎棟は2階建て鉄骨造で延べ床面積は1993平方㍍。情報リテラシーやプログラミングの授業を行う予定のコンピュータールーム、全館無線LANを完備するなど、授業でのIT化を進める。また、女子学生用のパウダールームも設ける予定だ。
新実習棟は、次世代自動車への整備対応を見据え、特定整備に関する最新の機器や、授業展開時のネットワーク化を計画している。市川校長は「従来の無機質な自動車整備実習場のイメージを変え、学生たちがワクワク授業を受けられる新しいスタイルの実習場にしていきたい」とは語る。
一川学園は、創立60周年のコンセプトに「伝統と革新」を掲げる。同校長は「60年に及ぶ技術者養成教育の継承と専門教育のさらなる向上のため、『行うことによって学ぶ』という建学の精神の元で、全教職員が学園の社会的使命を再認識することで、存続できる学園に生まれ変わる」と目的の意義を挙げる。

※日刊自動車新聞2020年(令和2年)10月29日号より