親子の平賀広行さん(写真右)、広大さん(写真左)は、岩手ダイハツ(中田利光社長)のサービス部門に籍を置く。親子でエンジニア、同一企業勤務は、新車ディーラーでは非常に稀なケースだ。父・広行さんはダイハツのサービス検定1級資格者で、もうすぐ在籍40年を迎えるベテラン。若い時から仕事に対する評価で「お客様から指名を受けたり、喜んでもらえることが嬉しかった」と常に顧客目線とCSを意識した取り組みを実践してきた。
広大さんが岩手ダイハツを志望した動機は、父の勤める会社や小さい時から家族の車がダイハツ車だったことなどの親近感もあったが、決め手は来店者を装い各社の店舗訪問を重ね、「一番接客対応が良かった会社」だったため。現在はダイハツ検定3級に挑戦中だが、「必ず1級を取得したい」と父の背を追う。
同居する親子は食事中に仕事の話をしたり、一緒にガレージで車いじりをしたりもするという。ともに「気軽に何でも話せる関係。いろんなアドバイスや情報共有ができる」家族ゆえの相互メリットを強調する。
広行さんは「〝愛されるメカニック〟になって欲しい。愛されてこそ上達があり、自分にファンも増える」と広大さんにエール。広大さんは「感謝している。体を労わって欲しい」と父を気遣う。
また、二人ともお客様や地域の人たち、そして社員を常に大切に考える岩手ダイハツの社風や企業理念に誇りを持っており、「その一員として役割と責任を果たしていく」考えだ。