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健康経営優良法人&SDGs

ホンダカーズ北九州 顧客との長い〝縁〟考えた制度づくり

コロナ禍でもストレスフリー

ホンダカーズ北九州(梶谷利徳社長)は、お客さまの毎日の生活で欠かすことのできないカーライフを支える地域に密着したカーディーラーとして、「人と地域のご縁を大切に、自然体でお客さまと長くお付き合いができるような制度づくり、環境づくりを考えている」という。
販売会社と顧客は車の販売と整備を通じて、お付き合いは一生。お客さまの独身時代にはじまり、結婚後はお子さんの成長をともに見守りながら、子どもが成長し免許をとるようになると、お子さまの車もお世話できる。しかし、そのころになると、自社の担当者たちも定年を迎えるころになり、お客さまとの関係が縁遠くなってしまう。
こうした点を踏まえ、同社は「自分たちの都合でお客さまとのご縁が薄くなるようなことのないように、定年後もお客さまとの関係が継続できる」ことを目指し、ヒューマンライフ制度を3年前から開始した。定年退職者が、在職中の経験や技能を活かして、お客さまとの関係を継続することで、個人の有意義な職業人生を送れる環境をつくると同時に、会社としてもお客さまの確実な守りにつながることを期待している。
また、コロナ禍において、飲食店ほどではないにしても店頭での接客が伴う仕事で、お互いの感染防止には大変な気を使いつつ業務を推進せざるを得ない。こうした中、社員の負荷は業務によるものだけにとどまらない。精神的なストレスを少しでも解消できればと考え、定期的に豪華な特別昼食を支給し、社員の活性維持を図ると同時に、地域の飲食店に少しでも力添えになればと考えている。