2015年5月末に来日し、茨城県大洗町の大洗国際交流センター日本語学科に入学した。「知人のお姉さんがコンサルタント会社に勤めており、その紹介で大洗町の日本語学校に入学しました。東京は物価が高いので、物価が安い大洗町を選びました」と茨城県を選んだ理由を説明する。
母国・ネパールではメルセデス・ベンツの中古車などが走っていることもあり、「高校のころから車に興味を持ち始めました」と振り返る。
高校卒業後はネパールの3年生大学、トリブバン大学・タパサリキャンパスに通い、自動車整備について学んだ。「メルセデス・ベンツのエンジンなどについて勉強しました」と車好きな一面を見せる。
数多くの国がある中で、日本語学校を選んだ理由は「日本人は優しいイメージがあります。道路もきれいで、しっかりした人が多い」と説明する。
つくば自動車大学校では日本人と同じクラスで勉強した。「日本人の友人も結構できました。友人の車にのせてもらい、ご飯を食べに行ったり、筑波山に登山に行ったりしています。上野動物園も行きました」と笑顔を見せる。
就職先に今の会社を選んだ理由は「自動車大学校在学時に、現在働いている職場を見学して、良い印象を持ちました。就職説明会でも担当者の人が優しく、説明が分かりやすかった」と印象を語る。
職場では車検整備や納車整備、6カ月点検などを担当する。「分からないことが多いのですが、みんな優しい先輩です。新しいことばかりで、毎日が勉強です」と充実した日々を送っている。
今後は「海外でも使えるシステムテクニシャンなど多くの資格を取得していきたい」と抱負を述べる。