入社4年目の中堅メカニック。一般整備や12カ月点検、車検などを担当する。「仕事は面白いです。特に古いポルシェの整備を任せてもらうことが多く、この整備がとても楽しい。故障診断機を使わずに、自分のやり方で整備できることにやりがいを感じます」と笑顔を見せる。
車好きの父親の影響で、自分も小学校のころから車が好きだった。ポルシェが好きになったのは高校のころ。「ゲームセンターのレースゲームに湾岸ミッドナイトというのがあって、それにポルシェがあった。格好良いポルシェにあこがれるようになった」と振り返る。
ポルシェを所有する知人もおり、「日光サーキットやツインリンクもてぎ、筑波サーキットで助手席に実際に乗せてもらいました。走っている時の衝撃がもの凄かった」とポルシェがより一段と好きになった。
現在の会社に入社したのは、ポルシェが好きだったから。「ポルシェは世界一のスポーツカーだと思っています。好きな車の整備ができて仕事も充実しています」と現在の仕事に満足している。
職場は自分を含めて6人のメカニックがいる。「年齢も近いので仕事をしやすい」と恵まれた環境の中で毎日の仕事に励んでいる。
今年5月にポルシェテクニシャンのレベル・シルバーの資格を取得した。「全国で47人がこの試験を受けて受かったのは10人だけ。試験は筆記と実技でしたが、特に実技の試験が難しかった。普段の仕事の中で資格のことを意識して取り組むようにしていました」と資格取得を喜んでいる。
将来は「この資格の一番上の資格であるゴールドを取ることが目標」と語る。