秋田スズキ大館店には、8人のメカニックが活躍する。その中で、けん引役として活躍するのが、石澤将行さんと千葉隆平さんで、的確な故障診断や確実な作業を通じて、CS(顧客満足)向上と大館店のサービス技術力の向上に貢献している。
石澤さんは入社16年のベテランだが、ガソリンスタンドに勤務していた31歳の時に転職し、働きながら整備士資格を取得した。「未知なところや分からないことを覚えることが楽しみだった」と入社当時を振り返る。現在は、2級整備士と自動車検査員の資格を取得し、重整備と車検検査を主に担当する。
千葉さんは、新卒で入社して4年目になる。会社見学会や説明会で「秋田スズキの雰囲気が良かった」ことが入社のきっかけで、現在は車検や一般整備などを担当する。
2人は新人時代を振り返り「先輩方が丁寧に技術を教えてくれた」と口を揃え、大館店の伝統として新人教育体制が高いレベルで構築されている。また、2人は車検など一緒に業務を担当することがある。石澤さんは、千葉さんについて「大館店のエースで、仕事が早い」と高く評価する。千葉さんは「石澤さんはセンスの塊」と評し、互いに笑顔で語る姿に大館店の雰囲気の良さが伺える。
さらに、大館店は「営業とサービスのみんな仲が良いので、仕事がやりやすい」(石澤さん)ことが特徴だ。店舗全員の連携が取れており、入庫から出庫まで、時間短縮など効率良いサービス業務に結びついている。
大館店は2022年1月に全面改装。サービス工場は、動線を見直したほか冷暖房を完備した。2人は「作業効率も上がり、最高の作業環境」と口を揃え、会社への感謝を忘れない。
今後について石澤さんは「後輩の育成で、すべての技術を伝えていく」、千葉さんは「先輩の技術を受け継いで、さらに上を目指したい」とそれぞれ前を見据えている。