元々、ものづくりに興味があったほか、自分で運転したり、操作をすることが好きだという。高校では機械科に入学、卒業制作では校内にある材料や廃材を駆使してゴーカートを制作した。スピードを競うことが好きでモータースポーツにも関心を持ち、車に関わる仕事がしたいと思い整備専門学校への進学を決めた。
入社後は大田原店、その後、宇都宮岡本店に異動した。「サービス課には私より年上しかいないが人間関係には恵まれている。フロント2人、検査員1人、サービス4人の体制で業務をこなすが職場の雰囲気はとても良いですね」と笑顔で話す。仕事で最もこだわることについて尋ねると、「安全には最大限注意している」と言い切る。タイヤ交換一つとっても命に関わることで責任がある作業だと強調する。トヨタ車はタイヤを取り付ける際もボルトの形状には注意が必要だとし、確実な作業を徹底して意識しているそうだ。
こうした安全意識の高さから、例えばタイヤ交換が必要になった入庫車があった場合、「お客さまになぜ交換が必要なのか理由や費用などを順序だてて説明し、納得頂いてから購入して頂いている」という。添加剤でも同様に、「お客さまの車を大事にする気持ちに寄り添いながら、月々の費用負担の少なさを分かりやすく伝えるなど納得して購入して頂いている」そうだ。疑問や不安にしっかり応え、「お客さまに喜んで頂きながら、お金を頂くようにしている」ときっぱり。
お客さまに満足してもらえる整備を心がけながら、会社の利益にもつながるひと工夫が楽しいと話す。今後はフロントにも挑戦したいと意気込む。