日刊自動車新聞社

モビナビ学生 モビナビ転職

新規会員登録は現在受付を休止しております

企業の採用ご担当者の方は「モビナビの求人掲載」

メニュー

自動車業界トピックス

国交省、交通ソフトインフラ海外展開支援組織が初会合

国土交通省は26日、官民による「交通ソフトインフラ海外展開支援協議会(JAST)」を設立した。MaaS(サービスとしてのモビリティ)、人工知能(AI)オンデマンド交通、配車サービスなど交通ソフトインフラ分野の情報共有や意見交換を行い、会員事業者の海外展開を支援する。同日、第1回会合を三田共用会議所(東京都港区)で開催=写真=し、オンライン中継も行った。

会員企業は運輸業、物流関係企業、情報通信企業、商社など63社。国際協力機構(JICA)など公的支援機関や大学教授の有識者も参画する。あいさつに立った豊田俊郎国土交通副大臣は「JASTが海外展開の足掛かりとなることを期待し、官民で力を合わせて積極的に取り組んでいく決意だ」などと意欲を述べた。

JASTでは今後、会員企業などが政府に個別に相談できる相談窓口を設ける。制度改善要望など政府間協議での働きかけに活用する。会員企業などのアンケートを基に、国の予算を活用して海外展開を計画する対象国の調査や案件の発掘調査を行う。現地交通事業者などとのビジネスマッチングの機会なども設ける。海外展開の対象地域として、まずはASEAN(東南アジア諸国連合)地域を想定する。

会合は年2回程度を予定する。会員の取り組みの情報共有と外部への情報発信の場としてホームページも開設する。

※日刊自動車新聞2022年(令和4年)9月28日号より