国土交通省は16日、省庁横断で地域公共交通の活性化を目指す「地域の公共交通『リ・デザイン(再構築)』実現会議」を開いた。3回目の今回は、全国69自治体でオンデマンド交通サービス「チョイソコ」を手がけるアイシンの担当者が、自社サービスや公共交通が抱える課題などを説明した。斉藤哲夫国交相は「こうした取り組みが全国に広がるようにさらに検討していきたい」と語った。
このほか、群馬県前橋市が交通事業者間、交通事業者と他分野との連携を、茨城県常陸太田市はスクールバスを路線バスに統合する取り組みを、山形県は幹線鉄道の機能強化と沿線活性化の取り組みを説明した。
国交省は、来年4月をめどに対応策をまとめる方針だ。
※日刊自動車新聞2023年(令和5年)11月17日号より