国土交通省は、高校生らを対象とした「自動車整備業における仕事体験事業」の第2弾を10月14日から実施すると発表した。これまで学生の夏休み期間中に実施してきたが、参加機会の拡充を求める学生が多いことから事業の継続を決定した。19日から専用サイトで参加を希望する学生の募集を開始する。1人でも多くの学生に自動車整備士の魅力を体感してもらうことで、将来の担い手確保につなげる。
同事業は、国交省が今年度から取り組んでいる。実際の職場で自動車整備士の仕事内容を体験することで、自動車整備士に興味・関心を抱いてもらうことが目的。第1弾は7月24日から9月16日の期間で実施し、全国で100事業場を超える整備事業者が3日間の仕事体験プログラムを策定して学生を受け入れた。
国交省は同事業を通じて、「Z世代」である高校生ら若者の就職先の職場環境に対するニーズや価値観を把握し、今後の各種取り組みにも生かしたい考えだ。
※日刊自動車新聞2023年(令和5年)9月19日号より