国土交通省と警察庁は、2021年8月から開始した生活道路の交通安全施策「ゾーン30プラス」の取り組み状況を発表した。23年3月末時点で、整備計画を策定して取り組みを実施しているのは全国で122地区を数えた。今後は各地区で対策の効果検証を踏まえて整備計画の改善・充実をそれぞれ図るとともに、新たな導入地域を増やして人優先の安全な生活道路の整備を進めていく考えだ。
ゾーン30プラスは、最高時速30キロメートルの区域規制と、ハンプや狭さくなど物理的デバイスを組み合わせて交通安全の向上を図る区域を指す。道路管理者と警察が連携し、地域住民などの合意形成を図りながら、生活道路における人優先の通行空間を整備する。
※日刊自動車新聞2023年(令和5年)5月16日号より