日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)は2月に、ホームページで輸入車に関連した自動車整備業を紹介するコンテンツの公開を始める。輸入車整備の魅力を若年層に発信することで、輸入車ディーラーでも課題となっている整備士不足の対策につなげる。会員各社のホームページへのリンクも用意し、興味があるブランドや企業の情報も探りやすくする考えだ。
JAIAが29日に開いた年頭会見で、上野理事長が明らかにした。JAIAのホームページ内に特設ページを開設する。四輪車だけではなく、二輪車に関する情報も取り上げる。また、上野理事長は整備学校との連携を深めていく意向も示した。今後、整備学校の学生が輸入車に触れられる機会をつくることを検討しているという。上野理事長は「学生だけではなく、高校生や中学生にも輸入車整備の魅力を発信する」とし、長い目線で輸入車業界に新たな人材を呼び込んでいく方針だ。
JAIAでは2023年に開いた電動車普及イベントで、会員各社や傘下の販売店と、整備学校が懇談する場を設けるなど、整備人材の確保に向けた取り組みを進めている。上野理事長は今後も「輸入車整備の魅力を取り上げる活動を継続していく」と述べた。
※日刊自動車新聞2024年(令和6年)1月30日号より