ネッツ道都のファン拡大へ
ネッツトヨタ道都(鎌田直之社長)は「ES」と「CS」は表裏一体とし、かねてよりES向上に取り組んでいる。さらに女性が活躍できる場を広げるため、今年6月に女性で構成する女性視点会議「レディブル」を発足した。顧客のおよそ半数は女性客であり、女性目線で「ネッツ道都のファンを増やす」狙いもある。
同社は女性メンバーだけのレディブルをスタート。名称はレディ+フレキシブルを掛け合わせたもの。マネジャークラスは入れていない。
本社会議室で本社の3人と店舗の8人がウェブによるオンライン会議をこれまで3回開いた。メンバーは入社3年の若手や5年以上の中堅、産休復帰の方など多彩で司会は持ち回りで担当するのが特徴。
同会議の役割は①目標達成の手法を考える②決定した案を実行する③実行した内容を評価し改善する④改善した内容を実行する―など。
第3回会議では研修DⅤD視聴のあと各議題の進捗報告などについて話し合った。具体的な方法や課題について色々な意見が出て白熱した議論を展開した。
本社ソリューション課の出立せりあさんは「実際に店舗でお客さまと接している方は色々な意見を持っていて大変勉強になった。私も頑張りたい」と周りのメンバーを頼もしく思っている様子。
本社DⅩ課の黒川優香さんは「レディブルに入って日常からモノの見方、観察力が変わった」と女性目線での気づきに磨きをかけている。
同社は、企業経営における戦略的な適材配置として女性スタッフを活用。髙野正勝常務営業本部長は「まだスタートしたばかりで、これからの話になるが、女性ならではの視点に期待したい」としている。