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健康経営優良法人&SDGs

大分トヨタ 若手定着へ各種手当てを厚く公平に

定年後人材も有効活用

大分トヨタ(三宮邦雄社長)は、従業員満足度(ES)の向上に力を入れている。諸手当の拡充やコミュニケーション強化を推進し、一人ひとりが活躍できる会社づくりを目指している。経営で最も重視する顧客満足度(CS)の向上には、ESが欠かせないとの考えで今後も傾注していく。
同社では、これまでに住宅手当の支給基準を改定し公平性を高めるとともに、支給金額を増額。そのほか、マイホームを新築した際に5年間支給する「新築手当」を新設、社員の生活補助を手厚くした。さらに、独自の手当も導入。結婚した人に1年間支給する「新婚手当」がそれで、社員の新生活をバックアップする姿勢を前面に打ち出している。こうした取り組みを通じて、将来を担う人材の定着化を図っている。
   時代の流れとともに働き方のスタイルが変化する中で、定年退職者の再雇用にも積極的だ。「社内の幅広い層が長く働きやすい職場づくり」の構築に注力しており、社会的な責任を認識した施策となっている。現在は70歳以上が11人、60歳代は12人が、定年後も継続して仕事に汗を流している。
また、会社創立の節目の年に合わせて5年ごとに、記念式典と社員旅行を行っている。2012年の創立70周年時はハワイで実施した。75周年の17年には別府市で式典を開催した後、3グループに分かれて山口、長崎、宮崎への旅行を楽しんだ。加えてコロナ禍前の昨年2月には、グループのネッツトヨタ東九州、トヨタL&F大分両社の創立40周年記念に合わせて、グループ社員全員を対象にハワイ旅行を行い、親ぼくを深めた。今後も社内の活性化に役立つ機会として継続し、80周年を迎える来年は10月に式典を開く予定。旅行は23年に実施する計画だ。