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健康経営優良法人&SDGs

東邦オート  ぶれない経営姿勢で差別化

業績拡大と定着率を安定

国内有数のボルボ正規ディーラーである東邦オート(秋葉佑社長)は、「お客様の満足を追求し全従業員を幸福にする」ことを経営理念に掲げる。従業員が求めることに耳を傾け、優先順位の高いものから実行に移すことで、会社の業績拡大と定着率の安定という好循環を生みだしている。

CSとESを高いレベルで両立している同社だが、ES向上に具体的に取り組む以前は、様々な場面でCSばかりが強調されていたという。現状に危機感を抱いた秋葉社長は「ESが低い状態でCSを追求することはできない」と考え、待遇面や就業規則の見直しを行いながら「当社に入社してよかった」と強く思ってもらえるよう他社との差別化を図った。こうした取り組みが進むつれて定着率も高まり、結果的に採用にも有利に働くようになった。

同社は2018年より経済産業省の「健康経営優良法人」に認定されている。ES評価の重要な指標となるこの認定を4年連続で受けている輸入車ディーラーは全国でも同社だけだ。営業スタッフ向けには、年間2着のフルオーダースーツとビジネスシューズ1足、ネクタイ2本を貸与し、身だしなみと個人負担の軽減に配慮している。

写真提供:株式会社オーダースーツSADA

こうした手厚い福利厚生は従業員の働く意欲を間違いなく高めている。秋葉社長は「お客様に感動していただくことで社員がやりがいと誇りを持ち、人間としての資質を高め成長していける。そうした会社を創ることが私の使命だと思っています」と、目指す方向は明確だ。同社のぶれのない経営姿勢がお客様と従業員にしっかりと伝わっている。