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モータースポーツトピックス

大阪トヨペット 「OTG MotorSports」若手ドライバー育成と整備士スキルアップ推進

「LMcorsa」スーパーGTでプロフェッショナルな戦いに挑む

大阪トヨペットグループ(OTG)の2019年シーズンのモータースポーツ活動は、同社を母体とするモータースポーツチーム「LMcorsa」によるスーパーGTでのプロフェッショナルな戦いに挑むとともに、若手ドライバー育成をはじめ、自社エンジニアのスキルアップや人材育成を目的とする「OTG Motor Sports」の二つを活動の柱に置く。
 LMcorsaは、マシンに「レクサスRC F GT3」を使用し、ドライバーに吉本大樹選手と宮田莉朋選手を起用するという昨年と同じ組み合わせだが、タイヤという大きなパッケージをダンロップタイヤへ変更するなど、0.01秒を競う極限の世界で更なる高みを目指す。
 参加型モータースポーツに参戦するOTG Motor Sportsは、今シーズンもFIA―F4、GR86/BRZレースで戦いを挑む。FIA―F4は今シーズンも2台で参戦し、1台は同社が支援する若手ドライバー育成プログラム「FIA―F4 JAPANESE CHALLENGE」のオーディションを勝ち抜いた大竹将光選手がハンドルを握る。もう1台のハンドルを託された初代スカラシップドライバーで昨年ドライバーズランキング5位の菅波冬悟選手とともに勝利を目指す。
OTGのモータースポーツ活動は、グループ各社から派遣された整備士などで構成する「モータースポーツ推進室」を中心に行っており、今シーズンは社内の若手整備士から希望を募り、スーパーGTとFIA―F4へ、年間14人の整備士を派遣する。レースの現場ではトラブルが次々発生し、レースメカニックは早く正確に修理を行わなければならない。こうした経験は、整備士の技術とモチベーションを高めることに結びつく。高い技術と志を持つ整備士の育成は、顧客に託されるクルマの整備にレースクォリティーの整備技術として生かすことができ、安心・安全面で顧客へ還元している。
トップカテゴリーから参加型レースまで、OTGのモータースポーツ文化を広める活動はこれからも加速していく。

※日刊自動車新聞2019年(令和元年)6月20日号より