いすゞ自動車首都圏(小河原靖夫社長)の鈴木孝子さんは、東京支社板橋支店板橋サービスセンターの部品課課長として、同課5人の外販スタッフらが販売した部品の売り上げ管理をはじめ、難しい顧客の案件や、新商品企画立案などその業務は多岐に渡る。
鈴木さんは、部品課で5人の部下を抱えるリーダーとして「みんなの成長のためのスキルアップや前向きな考え方を、女性視点で応援していきたい」と笑顔で語る。まさに、同センターの精神的支柱として、和田康彦センター長も太鼓判を押す。
鈴木さんは、高校を卒業して同社部品部門の前身、いすゞ部品東京販売に入社した。元々人と接することが好きで、向上心が強いタイプだった鈴木さんは、「もっと多くの人と交流を持ち活躍したい」という思いで自ら部品外販員を希望。同社で初の女性部品外販員としてまい進してきた。
2020年4月に、それまでの活躍が評価されて課長に抜擢された。その後、ウイルス対策用品の企画を立案し、同社の売上に大きく貢献した。フィールドが変わっても自らの可能性を追求していく姿勢は変わらない。
鈴木さんは管理職として、より現場がうまく回ることを目指す。部下には、身だしなみや体調を気にかけながら「前向きな気持ちになるようなひとこと」をかけるなど積極的にコミュニケーションをとることで、部下の1日の目標を明確にし、業務効率向上を後押しする。鈴木さんは、今後について「今まで自分が得た知識や経験、人脈などを部下へつなぎ、少しでも職場を良くしていきたい」と語る。