いすゞ自動車首都圏神奈川東支社横浜支店の横浜サービスセンターでエンジニアとして勤務する渡邉咲奈さんは、クルマやバイクが好きだった父の影響で、自動車整備の仕事に興味を持っていた。長野県内の高校を卒業後、群馬県伊勢崎市の小倉学園群馬自動車大学校に進学。カスタマイズ科で学び、２０１９年４月に同社へ就職した。

　渡邉さんは、同社の魅力を「女性が仕事をしやすい環境が整っていて、特に困ったこともなくのびのびと仕事をできるところが魅力です。職場の上司や同僚も、女性だからと壁を作らずに接してくれます。男女関係なく、みなさんがいつもフラットなところも働きやすさに繋がっています」と話す。

横浜サービスセンターでは、従業員向けの女性専用トイレやシャワー室を始め、腕力を使わずに作業ができる工具などを積極的に導入している。性別にかかわらず、サービス現場のエンジニアが不自由なく仕事ができるよう、これまで設備面の充実を図りながら、男女ともに働きやすい風土づくりにも注力してきた。

一方、大型車の整備には、大きく重い部品も多い。渡邉さんは「最初は、部品によっては重くて作業するのが難しいと思うこともありますが、優しい先輩や上司が親身になってフォローをしてくれるので、今では力のかけ方のコツをつかみ、難しくなくなりました」と語る。

また、渡邉さんが普段から気を付けていることがある。「一つの作業が終わったら必ずきれいにして、職場の環境を良くすること」だという。そんな渡邉さんは、「いすゞのサービスエンジニア最高峰資格取得を目指して、これからも頑張って行きます」と笑顔で話す。