山梨ダイハツ(中島健二社長)で輝くのは、女性として山梨県で初のVーCON(車両状態証明)認定検査員となり活躍している小沢香織さんだ。さまざまな職業に携わってきたが、やっぱり車が好きだとこの業界に飛び込んだ。同社ではサービス要員のパートからはじめて、現在は正社員としてUーCAR事業部で中古車の商品化を担当する。
入社して9年目。自発的に動いて仕事を覚えてきた積極敵な姿勢は、他の女性社員に刺激を与える存在だ。先輩の指導もあって今回、日本自動車査定協会(JAAI)が主催する研修の全ての課程を終了し、今年5月の試験に合格、晴れて6月にVーCON認定検査員となった。女性の認定は県内初と聞き本人もびっくりしたというが、21年3月に中古自動車査定士の資格を取得し約1年での快挙となる。「日々勉強させてもらっている」という、その成長スピードには目を見張るものがある。
今は新型コロナウイルス感染症の影響もあるが、最盛期には月に40台以上の中古車を商品化してきた。「販売する中古車に修復歴があるのかないのか、車両状態を的確に判断し証明書を発行している」とし、オンライン販売向けに商品写真の撮影にも取り組んでいる。「光の入り具合など写真映えするよう自分なりに工夫している。営業スタッフから購入したお客さまが写真をほめていた、一目ぼれしたと聞いて、すごくうれしかった」と、やりがいを感じている。