トヨタ名古屋自動車大学校(川口浩二校長)は3月23日、高校生とその保護者を対象とした学校見学会の中で、レクサス車とトヨタ旧車の「同乗体験会」を行った。この日のためにディーラーが運転手付きで提供したレクサス車と、同校卒業生たちがレストアした旧車が、2018年4月に完成した校内テストコース「走行体感路」を走行した。
同校が学校見学会でレクサス車の大規模な同乗体験を開催したのは今回が初。今回は同イベントを一番の目玉として大々的に告知し、70組130人の参加者が集まった。同校が重視する〝体感する授業〟を入学前の段階で理解してもらうとともに、トヨタ販社とのつながりの深さを生かし、車に興味を抱いて学校見学会に参加した生徒たちへのアピールを強めた。
同イベントで用意されたレクサス車は5車種6台。「LFA」を名古屋トヨペットと三重トヨペットが1台ずつ、「LC」を三重トヨタ、「LS」「LX」を愛知トヨタ、「ES」を名古屋トヨペットから提供された。レクサス車の運転は車両を提供したディーラーのドライバーが担当し、高校生たちが高級車の乗り心地を体験できる機会となった。
また、同校車体整備科(1年制)の卒業研究としてレストアされた旧車の同乗体験では、17年度課題のトヨタ「カローラ」「カリーナ」と18年度課題のトヨタ「スポーツ800」の3車が用意された。かつての在学生がボディーやエンジン、電装などの修復を手掛けた名車が会場に並び、生徒たちはまたとない機会に目を輝かせていた。
※日刊自動車新聞2019年(平成31年)4月24日号より