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自動車整備学校インフォメーション

〈トピックス〉北九州自動車大学校

整備士志望者への支援制度を用意

北九州自動車大学校(籠谷正則校長、北九州市小倉南区)では、自動車整備士を志す人たちの経済的負担を軽減するために、さまざまな支援制度を用意している。
最も利用者が多いのは「日本学生支援機構奨学金」で、同校では在学生のうち、実に半数以上が利用している。給付型、無利子貸与型、有利子貸与型の3種類があり、家計の状況や高等学校での学業成績等により、奨学金を受けることができる。また、入学時には入学金や教材費、入居費等に充てるための経費を借り受けることも可能。同校では日本学生支援機構奨学金の支給に合わせて、学費を支払できる分納制度を導入しており、相談件数も年々増加している。 就職先企業が実施する「企業奨学金」も増加。同校では「現在、20社以上に協力していただいており一定期間勤務することで、返済額が減額されたり、免除されるものや、日本学生支援機構奨学金の返還相当額を一部手当で支給するものなど、内容もさまざまで充実している」という。
2020年度からは国からの支援も充実する見込みだ。現在、検討が進んでいる高等教育負担軽減制度では、家計の状況によっては、ほとんどの学費負担が軽減されるものとなっている。
自動車整備士養成校の入学者は年々減少が続いているが、経済的な負担を理由に専門学校への進学をあきらめる人も少なくない。奨学金=借金であるため、敬遠する人も多いが、さまざまな奨学金や支援制度を利用して、「国家資格である自動車整備士の取得を目指す方が一人でも増えてほしい」としている。

※日刊自動車新聞2019年(平成31年)4月24日号より