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自動車整備学校インフォメーション

〈トピックス〉トヨタ名古屋自動車大学校

学習意欲高い留学生受け入れ

トヨタ名古屋自動車大学校(川口浩二校長)は2020年度より「国際自動車整備科(3年課程)」を設置し、学習意欲の高い留学生らを積極的に受け入れている。既存の自動車整備科や高度自動車科と同様、トヨタの歴史に触れるカリキュラムも用意し、国籍を問わずトヨタの即戦力となってもらうことで留学生たちの志や夢を叶える。
9月10日には授業の一環として、同課程の学生が名古屋市西区の「トヨタ産業技術記念館」を訪問した。ベトナム、ネパールなどアジアを中心に6カ国からの留学生35人全員が約3時間で同館を見学し、トヨタの歴史や自動車業界についてこれまでの授業で身に着けた知識を振り返りながら、そこに使われる日本語についても学んだ。
同館においてコロナ禍自粛開け初の団体客となった学生らは、前半と後半に分散して来館。知らない場所へのアクセスも勉強の一環として自分たちで調べ、現地集合した。さらに少人数のグループに分かれて説明を聞きながら館内を周った。見学にあたっては課題を設定。日本人の課程以上にボリュームあるレポートの提出を求め、学生らは日本語での実演や展示説明に熱心に耳を傾け、メモを取りながら理解を深めた。

留学生らは自動車関係の展示のみならず糸紡ぎ、G型自動織機、木製人力織機、600トンプレスなど紡績にまつわる展示物についても広く興味関心を向けた。展示の機械を実際に動かしてみたり、製造過程の糸の感触を確かめたり、写真や動画を撮影したりと普段見ることのできない作業を通してトヨタの長い歴史に思いを馳せた。

※日刊自動車新聞2020年(令和2年)10月29日号より