2022年10月に埼玉県で開催された第40回「ホンダ四輪サービス技術コンクール」に、ホンダカーズ柏(飯泉裕一社長)から3人のメカニックが出場した。連結販社が有利とされる全国大会に、地場販社から3人もの選手が出場したのはまさに快挙。同社の定評あるサービス力の高さを全国に示した。
大会には、全国のブロック大会を勝ち抜いた120人が出場した。ホンダカーズ柏からはフロントアドバイザコースに柏の葉店の岡本陵平さん、法人チームコースに我孫子寿店の堀越大地さんと山﨑翔平さんが出場。規模に勝る連結販社を抑えての大会進出は意義あることだった。
大会では岡本さんが優良賞を獲得、堀越さんと山﨑さんも健闘した。法人コースに出場した2人は、大会前に入念な勉強会を重ねてコンテストに臨んだ。本番では順調なスタートを切ったものの、目標とした上位入賞は果たせなかった。
それでも堀越さんと山﨑さんは多くの刺激を受けた。2人は「もっとうまくやれたはず。それができなくて悔しい」と口をそろえるが、全国大会の舞台と、そこに至るまでの体験は2人の意識を変えた。
フロント役を務めた堀越さんは「それまで忘れていたたくさんの気付きを与えてくれた」と語り、一緒にチームを組んだ山﨑さんも「自分の財産となる新しい知識を吸収できた」と振り返る。
同社の齋藤光宏サービス部長は、大会に出場した3人を高く評価するとともに、「コンテストは誰もが出場できるものではない。ここで得た経験はこれからの成長に必ず生きてくる」とエールを送る。心強い存在が同社の躍進を支えている。