BPエンジニアとしてキャリアを積む菊池裕加さんは、整備のエンジニアとして入社後、サービスアドバイザーを経験し、ボデー養成に応募。現在7年目を迎える。
エンジニアを目指したきっかけはバイクに興味を持ったこと。整備専門学校の体験授業に参加した時に工具の使い方や知らない工具を扱えることにも興味が湧いたという。「四輪だけでなく二輪の授業があることも面白いと思った」と振り返る。就職後はエンジニアとして忙しくも充実した毎日だったという。ただ、ダブルタイヤなどは体への負担が大きく、腰を痛めたことをきっかけにサービスアドバイザーへ職種を変更した。
ボデーは「実はずっと興味があった」という。きっかけは入社当時に配属された店舗で軽補修などを手伝ったこと。「チャンスがあれば挑戦してみたい」と考え、ボデー養成に応募した。実際に学んでみると「アドバイザーのときにも、書類上で修理内容は理解していたが、工程や直し方など理解しきれていないことが多いことが分かった」という。最も面白みを感じたのが「人それぞれ目も手も違うからこそ、直し方に個性がでること」。パーツの隙間などの調整やパテ盛りも人それぞれの違いが出る。そこが「難しい部分でもあり面白い部分でもある」と感じている。
心掛けているのは周囲とのコミュニケーション。「パーツや作業内容によっては一人ではできないこともある」からこそ、日ごろからコミュニケーションを大切にすることで頼みやすい雰囲気づくりに取り組む。「いまは早く一人前になりたい」と考えており、早くきれいに直せるように努力を続ける。