日産東京販売ホールディングス(NTH)傘下の車検館大和店の岩田悠三店長は、2002年に東京工科自動車大学校自動車整備科を卒業し、整備士として東京日産に入社した。入社後は世田谷店に配属。その後、稲城店に異動し、車検館稲城店の立ち上げにも関わった。整備士として技術を磨き、経験も積みながら、顧客ゼロからのスタートアップ店舗の運営にも携わり、大和店の店長に就いた。
車検館は日産系ディーラーグループの企業ではあるものの、全世界・全ブランドの車検や整備を提供する専門企業。大和店は、同社唯一の神奈川県内の店舗として、09年にオープンし、今年で13年目を迎えた。岩田店長は、「店長になって、覚えることが多く、それまでの良い流れを維持しながら仕事に追われる日々でしたが、いつも自分なりのプラスアルファを加えられるように心がけている」と語る。
大和店は岩田店長と現場スタッフの努力と着実で正確な整備が評価され、毎年顧客数を増やしているという。古くからのユーザーだけでなく、近隣・周辺客、口コミなどから来店につながるケースもある。岩田店長は〝顧客と現場から信頼される大和店のリーダー〟として、明るい店舗の雰囲気づくりにも注力。店舗スタッフからも、親しみを込めた声が多く聞かれる。
日ごろからとくに心掛けているのが「お客さま目線を大切にすること」。顧客数、入庫台数が増加傾向にあるからこそ、顧客目線に立ったものの考え方などを重視している。
今後は「目標にくらいつきながら、現状に満足せず、車検や点検だけでなく、一般整備の入庫も増やしていきたい」と語る。さらに「自分自身の成長を目指して勉強しながら、店舗スタッフが男女関係なく働きやすい環境づくりにも取り組みたい」と考えている。