ベトナムの高校を卒業した後の2015年10月に来日。山梨県甲府市のユニタス日本語学校に入学した。「友達に誘われて山梨県の日本語学校に入学しました。山梨は自然がいっぱいあって良いところだと思いました。名物料理の〝ほうとう〟も食べました」と振り返る。
ベトナムの実家近くにホンダの新車ディーラーがあり、アコードやシビック、CR―Vが走っているのを見かけることもある。「ベトナムでは新車は高級品という感じです。日本の3倍の値段がつきます」と現地の状況を語る。
そんなこともあって「子どものころから車にあこがれを感じていました。機械をいじることも好きだったので、日本で自動車整備士になろうと思いました」と笑顔を見せる。
日本語学校で1年半にわたって勉強した後、先生の勧めで、つくば自動車大学校の国際自動車整備士科に入学した。「学校ではスポーツ大会や旅行もあり、楽しく自動車整備の勉強ができました」と3年間にわたって充実した日々を送った。
セキショウホンダを就職先に選んだ理由は「ベトナム人の先輩がサービススタッフとして働いていたからです」と語る。
サービスの仕事を始めて2年になり、「点検、車検、一般整備の仕事をさせてもらっています。頑張って働いています」と充実した日々を送っている。
昨年6月には結婚し、現在はつくば市のアパートにベトナム人の奥さんと2人暮らし。「アパート代はすべて会社が払ってくれるので助かります。スーパーやレストランにも近くて便利」と日本での生活を楽しんでいる。