菊池公教さんは、入社5年目の中堅メカニック。最初に配属された大崎サービスセンター勤務を経て、現在は仙台日の出サービスセンターで一般整備を担当している。業務を通じて整備技術の向上に励み、社内の信頼も厚い。
もともとバイクや自動車が大好きだった菊池さんは、16歳で普通自動二輪免許を取得した。その後、愛車のカスタムや修理を独学で手掛けるうちに、自動車整備への興味が深まったという。「専門的で難しい技術を身に付けたいと思うようになり、整備士を志しました」と振り返る。
その思いを貫き、花壇自動車大学校自動車科に入学。基本知識を学び、実習を重ねて2級自動車整備士の資格を取得した。就職活動に際しては、学校の先生のアドバイスを参考にした。トラックには、エアサスペンションやエアブレーキなどが使われていること。トラックの整備では、乗用車ではあまり実施しないエンジンのオーバーホールやクラッチの分解など、お客さまの車両の状態に合わせて幅広く作業を行っていること。これらを理由に、いすゞ自動車東北への入社を決めた。入社後は先輩社員から知識や技術を積極的に吸収し、実践力を養ってきた。
担当する一般整備では、エンジンの載せ替えやクラッチのオーバーホールなどを行っている。「修理した後には達成感があります。また同じ作業が前回より早く終えた時に、自分自身の成長を実感できます」と語る。大崎サービスセンターでは、ロードサービス出動も経験し、バッテリー上がりで困っていたお客さまを救援。その時「ありがとう」と感謝されたことが、仕事を続ける上での大きな励みとなっている。
今年は2つの資格取得を目指して準備を進めている。1つは社内資格である「いすゞプロモーション・オブ・サービス」の3級へ昇級、もう1つは国家資格の自動車検査員だ。また今後の目標として「自分自身さらなるスキルアップを図り、後輩たちに正しい知識と技術を教えられるようになりたいです」と、後進育成にも意欲を示している。