長野ダイハツモータース(寺西俊英社長)須坂小山店でメカニックとして腕を振るう。業務は車検の受け付けから点検、一般整備など何でもこなす。顧客からの感謝のことばはやりがいを感じるとし、特に高難度整備とされる「車の異音の原因を解決したときは、本当にうれしい」という。
職場は同社の中規模店。業務は6人体制でこなし、入庫は月平均500台。顧客から預かった大事な車に整備の間違いはあってはならないとし、「一つのねじを締めるにも規定のトルクがある。当たり前のことだが徹底し、後輩の作業を再確認するなど、ミスをださないことが大事」と強調。
車は幼少から好きで、父親の車のメンテナンスで整備の魅力にはまった。趣味の車いじりの延長ではないが、職業としてメカニックを意識するようになったとし、それならば高校卒業後の進路に「働きながら整備士の資格を取れるのが魅力的で自分らしい」と、同社に入社することを決めた。
今年で9年目。同社で働きながら国家資格を取得し、現在は二級自動車整備士を保有する、がんばり屋。ダイハツサービス技術資格最高位となるダイハツサービス技術検定1級も、同社が実施するサービストレーナーによる集合研修を経て挑戦、「手応えはあった」と結果に自信を見せる。
発表が待たれる中、同社VC部門の田原直樹部長は「平成以降入社で初、高卒でのダイハツ検定1級は取得目前」と保証する。そして11月にダイハツ甲信越ブロック第5回フレッシュマン大会(A部門出場者はダイハツサービス技術検定2級まで)が同社で予定されるが、「優勝を狙っている」と小山さんは頼もしい。