山梨スズキ(諏訪求社長)のスズキアリーナとよとみで、整備士として約5年のキャリアを積む穂坂さん。実家は車の修理工場。幼少から父親の背中を見て育ち、車が好きで進路選択の頃には整備士になると決めていた。同社のインターンにも参加。職場が明るいと、迷うことなく就職した。
業務は車検、点検や一般整備、そして検査。自動車検査員資格は2021年に周囲が驚く合格点の高さで取得した。女性メカニックは同社でも紅一点。「お客さまの気遣いの言葉はうれしいし、がんばろうという気持ちになる。整備には納得してもらい納車できるよう心掛けている」と語る。
第17回スズキサービス技能競技会関東ブロック大会にも先輩の山形恭介さんと出場し、見事3位に入賞。次の目標は11月開催予定の全国大会優勝。
一方、塩沢さんは同社スズキアリーナ山梨のサービスフロントで活躍する。後輩の指導や同僚への気遣い、店頭の混雑にも機転が利くまとめ役。
業務内容は来店客の点検や車検などの受け付けがメイン。「問診表にお客さまの要望を簡潔にまとめ、しっかりと整備士に伝える。お客さまを待たせないようスピード感をもって仕事をしている」とし、入社21年のベテランながら常に学ぶ姿勢を忘れず、明るいキャラクターで人望も厚い。
実家は整備業を営んでおり、車関係の仕事は今しかできないと説得され就職。「車の仕事は好き。もちろん失敗もあるが、周りに助けられ仲間がいるからがんばる気持ちに。毎月の整備売り上げをみんなで協力し、会社全体で目標を達成したときはうれしい、やりがいを感じる」と誇らしげ。