シュテルン横浜東のメルセデス・ベンツ日吉でサービスメカニックとして7年目を迎える仲林一樹さんは、「ホイールのカスタムなどを楽しむ親の影響で車好きになった」。高校生の時に進路を決める段階で、周りから「好きなことを仕事にすると嫌いになる」という言葉を聞いて、迷いながらも大学に進学。ただ、「やっぱり好きな車に関わる仕事がしたいと思った」ため、整備専門学校に入学し直した。「結果として寄り道をすることになったかもしれないが、好きなことができて毎日が充実している」という。
メルセデス・ベンツブランドを就職先に選んだ理由は、家の車がメルセデス・ベンツで馴染みがあったから。さらに、合同企業説明会に参加した後に、「『会社で説明会をするから』と電話をくれた」ことが背中を押した。待遇や設備、職場環境も良く、シュテルン横浜東に入社を決めた。
日ごろから重視しているのは「お客さまの大切な車を預かっているという意識を持つこと」。忙しくなると、集中力が欠け、本来やるべきことを忘れてしまうことも想定される。だからこそ、「やるべきことは自分なりに決まった流れを作り忘れないようにする」。
メカニックというと、一人で1台に集中して作業をすると思われがちだが、「実はそれだけではない」と話す。「故障診断時などに、みんなで知識を出し合ってチームワークで直すことができたときは達成感もある」と明かす。また、「フロント担当者から整備についてお客さまからの喜びの声を伝え聞くとうれしい」とやりがいを感じている。
当面の目標はメルセデス・ベンツの故障診断士の資格を取得すること。今後電動車のラインアップ充実に合わせて、コントロールユニットのプログラムの不具合なども増えることが考えられる。「知識と経験を積んで、そういったトラブルを解決していきたい」と考えている。