山梨ダイハツ(中島健二社長)の韮崎店に勤務しサービスフロントを担当する。幼少から機械構造を調べるのが好きで将来はメカニックになりたかった。「中学3年生の時に父の車の点検で、一緒にダイハツへ行った時の対応がよく、好印象だったので、こういう会社で働きたい」と夢を叶えた。
入社10年目の2021年は難関のダイハツサービス技術検定1級に一度で合格した。業務では車の受け付けや引き渡し、電話対応、故障探求などで活躍。「接客が多くファーストコンタクトが大切。お客さまの不安を解消し感謝されると、やりがいを感じる」と仕事の魅力を語る。
高野さんの業務はサービスの要であり、同社サービス部の長沼和久部門長は「誰でもできる仕事ではない。車の知識もあり、話し上手で整備の腕もある。誠実でまじめ」とし、同社サービス部期待の若手と太鼓判を押す。
同社はメカニックの社員教育にも力を入れており、新人には手厚い指導を行っている。サービス本部で2カ月間研修をし、さらに6カ月間は仮配属店舗で教育を受けるというもの。またダイハツサービス技術検定を取得するために、入社時から5段階あるステップ教育を受け、最終は1級を目指す。
高野さんの今後の目標は「工場長を目指しており、いずれはサービス部門長のポジションを狙っていく。メカニックとして働いていたころはただの目標でしかなかったが、サービスフロントなどを順に経験していくことによって、だんだんと自分に自信がついてきている」と力強く答えた。