日産東京販売ホールディングス（ＮＴＨ、竹林彰社長）の車検館（有松真一社長）南町田店で店長を務める柳澤忠義さんは、自身のポリシーとして「当店にお越しいただいたお客さまからのご依頼は、ディーラーでなければならないこと以外、極力ご要望にお応えするように心がけています」と語る。
　　同社は、日産東京販売グループでありながら、一般ユーザー向けの車検専門チェーンとして、日産車のみならず国内外全のブランドを扱うことを基本としている。顧客第一主義を貫き、頼って来店する顧客の要望に寄り添いながらその技術力で発展してきた。
柳澤さんが店長を務める南町田店は、東名高速道路の横浜町田インターから近く、他の車検専門店などの競合も多い激戦区で顧客の信頼を集めながら着実にリピーターを増やしている拠点だ。
「ただ安いだけの車検は求めていません。質を落とさず、お客の要望に極力寄り添ってきた結果で今があると感じています」という柳澤さんは、店長として店舗を管理する傍ら、フロント業務や人手不足から現場を円滑に回すために、車検や点検、整備の作業を手伝うこともあり「動けるうちは周りのフォローも極力していきたいです」と話す。
旧東京日産に入社後、グループの拠点変更などとともに車検館府中店のメカニックになった。その後は、田無店と堀之内店ではチーフ、稲城店では店長を経験し、南町田店でも店長を務めている。今まで同社の現場や顧客の変化を目の当たりにしてきた。
その中で、得た経験や知識から、後輩には「自分のために仕事をしようと言っています」と柳澤さんは話す。また「自分のために仕事をすることで、個人が成長すれば店舗が成長し、会社全体の成長につながってきます。クルマの事なら何でも気軽に相談に来られるようなお店にしていきたいです」と思いを述べた。