昨年10月に開催された「第一回トヨタモビリティ東京社内技術コンクール全社大会」で、多摩リージョン・トヨタ第14エリア統括部チームの一員として優勝を果たした、東大和店で2年目のエンジニアとして活躍する長田隼さん。早く一人前になれるようにと、先輩に何でも質問して仕事を覚え、自ら進んで業務に取り組んでいる努力家だ。
幼少期にレーシングカートの大会に出場したこともある長田さんは大のクルマ好き。父親と一緒に訪れた地元のトヨタ系販売店で整備士の働く姿を度々見かけていたことが印象に残り、整備の道に進むきっかけとなった。
入社当初から、仕事現場における自分の役割を意識し、分からないことは素直に質問することを心がけている。「上司や先輩の指示をただ待つのではなく、自分がやるべき作業は何かを考えるようにしている」という。
仕事の質をより高めるために、全社大会の予選への出場を決めた。そのため「初めは勝ち上がることを意識していなかった」と笑顔で語る。「工具の扱い方から仕事に取り組む姿勢まで、あらゆることを先輩エンジニアから学ぶことができて、非常に充実していた」と振り返る。
同大会では若年次作業者として、12カ月定期点検作業を主に担当した。その経験は、日頃の点検作業にとどまらず、色々な業務に役立っている。また、現場における視野が広がり、他人のサポートをすることも多くなった。
トヨタ検定2級の取得に向けて勉強に励む長田さんは「検査員になること」を今後の目標に掲げる。今回の優勝経験を糧に、さらなるスキルアップを志す。