庄子達広さんは、根っからの日産車好き。自動車の整備に携わりたいと、進路選択の際に自動車整備士養成校へ進学した。仕事でも自分の好きな車を扱いたいと考えて、日産プリンス宮城へ入社。まもなく13年目を迎える。「同期の中で誰よりも早く資格を取り、先輩を超えていく」ことを目標に努力を重ね、日産サービス技術制度でさまざまな資格を取得してきた。
好きなことを仕事にしたいと考えての就職だったが、実際に働いてみると「あくまでお客様の整備が最優先。覚悟していたけど、思い描いていたこととは少し違う」ことに気が付いた。一方で、「自分が好きな車を任せてもらえることもあり、車好きのお客様とのコミュニケーションが楽しい」とやりがいも感じている。
向上心の高い庄子さんは「お客様の立場だったら、豊富な知識を持っている整備士に作業してほしい」との想いで、日産サービス技術制度で資格に挑戦してきた。現在までに「日産1級整備士」「NISMOマイスター」「日産1級テクニカルアドバイザー」「日産ハイテックマスター」を取得。日産プリンス宮城の現役整備士では2人しかいない「GT―R認定テクニカルスタッフ」でもある。
さらに、業務と並行して国家1級整備士の講習に通い、今年3月に無事に申請を終えたところだ。自動車整備士の最上位資格を取り、残るは日産サービス技術制度の最高峰である「マスターテクニシャンハイテック」だ。自動車整備士の最上位資格を取得したことで、今後は日産サービス技術制度の最高峰である「マスターテクニシャンハイテック」に認定される。マスターテクニシャンハイテックは日産系ディーラーで働く整備士の約1%しか保持していない称号。庄子さんは「10年間継続する」ことを目指している。