2018年7月から現在の仕事であるチーフトレーナーとして、サービススタッフの社員教育を行っている。ひたちなか市のサービス部研修室「通称・D―TEC」に勤務している。「具体的に言うと、ダイハツ技術検定の学科研修、実技研修、新人研修の指導をしています。ダイハツの技術検定1級の資格を一人でも多くのスタッフに取得してもらうのが私の仕事です。トレーナーは現在私一人しかいません」と忙しい毎日を過ごしている。
現在の仕事はやりがいを感じる仕事だと言い、「指導したスタッフが1級の資格を取得してくれるとうれしい。受験したスタッフがお店に行って教えたことを実践したら、『車を直すことができた』と言ってくれることもうれしい」と充実感を感じながら日々の仕事に励んでいる。
工夫していることは、スタッフ皆が自分で答えを導き出すことをテーマに指導していること。「教科書でわかりづらいところは研修車から部品を外して見せたり、不具合の部品を見てもらったりしています」とわかりやすい指導を心掛ける。
自身も1級の資格を最短の入社6年目で取得した。「この時の経験を生かして指導していますが、自分自身もこの資格を取得するのがとても大変でした」と振り返る。
ダイハツの技術コンクール関東大会で2度優勝し、全国大会に2度出場した。「全国大会はかなり勉強になりました」と従来以上に勉強をするきっかけになった。
20年9月にはダイハツ工業のテックフォーラム教育賞を受賞した。「1級の合格率が全国で最もよかったということで、茨城ダイハツが表彰を受けました。素直にうれしかった」と笑顔を見せる。
今後は「今までの経験を生かしていろいろなことに挑戦していきたい。技術コンクールも今年6月に関東大会、10月に全国大会があるので、トレーナーとして自分が果たせなかった全国大会入賞を叶えたい」と意気込む。