子どもの頃から車が好きで、将来は車に携わる仕事をしたいと思っていた。高校の時に進路説明会が開かれ、群馬自動車大学校の説明会に参加してみたところ、おもしろそうだったため、同校に入学。高校は普通科に通っており、入学してから本格的に整備技術を学び始めたという。
学び始めると予想以上に大変だと実感したが、授業で知れば知るほどおもしろくなっていったと振り返る。何度も練習して作業ができるようになると達成感を味わえたし、何よりもやりがいを感じたという。元々、勉強が好きでコツコツとやっていくことが性に合っているとし、探求心の強さは自動車整備

に向いていると笑顔で話す。群馬自大では基本的な礼儀から最新の技術まで幅広く学び、充実した学生生活だったという。就職に際しては学内説明会を聞いたり、会社を訪問したりして、アットホームな雰囲気と温かい環境に惹かれてスズキ自販栃木に入社した。
入社後、宇都宮店に配属。入社前と入社してからの印象はほとんど変わらないという。現在は、主に定期点検整備を担当しているが、最近は車検整備もこなすようになってきた。日々できることが増えていくことが何よりも嬉しいと漏らす。また、分からないことがあれば一人で抱え込まず、先輩や上司に何でも正直に聞くようにしている。先輩たちはしっかり話を聞いてくれて、丁寧に説明してくれるので安心して働けると強調する。将来的には、スズキ社内検定１級の取得を目標に、日々しっかり勉強していきたいと意気込む。