セキショウホンダに整備士として入社し、17年を迎える宮森さんは、車検・点検作業から取り組み始め、一般整備や重整備もこなせる知識と技術を身に付けた。そして、4年前にサービスフロントへの異動の打診を受け、より一層のCS向上のためにサービスフロントに異動した。
宮森さんは「サービスフロントの仕事は、営業・サービス双方のスタッフとの連携が欠かせない」と話す。スタッフ間の連携が乱れると、来店したお客さまを待たせてしまうことにつながるため「絶えずサービスの作業の進捗を把握するとともに全体の把握に努めている」という。
また、サービスにおいて、お客さまに納得してもらえることを心掛けている宮森さんは、整備士として実際に作業を経験していることで「お客さまにより詳しく分かりやすい言葉で説明ができるため、顧客のニーズに応えるとともに安心感も提供することにつながっている」と笑顔を見せる。
整備士からサービスフロントに変わり最も変化したのはとの問いに「言葉遣いと身だしなみ」だと宮森さんは強調する。整備士時代には接客する機会はあまりなかったが、今は接客が主な仕事になっていることから、お客さまを不快にさせないように気を配っているという。仕事における達成感は「整備士では車を直せた時で、現在はお客さまからの感謝の言葉です」ときっぱり答える。そんな宮森さんは「今後もチャンスがあればサービスにおけるさまざまな部署や役割を経験して工場長を目指したい」と目標を掲げる。