山梨ダイハツ(中島健二社長)の南アルプス店に勤務する中込聖人さんは、入社6年目。国家資格の2級自動車整備士と自動車検査員の資格を持ち、業務内容は点検整備や車検整備がメイン。日々の作業で心掛けていることは「お客さまに気持ちよく車にお乗りいただくこと」とし、常に顧客の立場に立った整備作業を意識している。
同店舗は顧客の都合に合わせて1泊2日の預かり車検と待ち車検の2パターンを用意する。「お客さまにお待ちいただく場合は1時間半ぐらいの作業の中で、より正確に整備を行い安心してお乗りいただきたい」と常に考え整備をしている。
また、他の工場で修理したものの、不具合がなかなか解消しない車を担当したことも。「ダイハツの古い軽商用車で診断機も使えず、電気の配線を懸命に追いかけ、被膜の中で心線の切れかけを見つけ修理し、お客さまから感謝のことばをいただいた」とし、整備士としてやりがいを感じた。
整備士を目指したのは「高校卒業時に何か資格をと、国家資格である整備士を考え専門校に進学した」と振り返る。また、同社を就職先に選んだ決め手は、「コンパクトな軽自動車は仕事がしやすくニーズも多いと考えた。客層も年配者や女性が多く接客しやすいイメージ」とし、学内合同企業説明会で選定した。
現在は国家資格のほかダイハツサービス技術検定2級を取得。次に最高位1級を目指しており、充実した同社のサポート体制で鋭意研修中。「整備士としてスキルアップしていきたい。働きやすい職場で忙しくても休みが取りやすい環境にありメンバーにも恵まれている」とし、整備作業の業務に就いているからには将来の目標は工場長だと日々前向きに取り組んでいる。